Exif情報の概要と確認方法
インターネットに自分の撮った写真をあげる際は気をつけたい情報。
Exifとは?
Exchange Image File Format の略。
Exchangeable image file formatは、富士フイルムが開発し、当時の日本電子工業振興協会 で規格化された、写真用のメタデータを含む画像ファイルフォーマット。デジタルカメラの画像の保存に使われる。略称はExifで「エグジフ」。
wikipedia ( https://ja.wikipedia.org/wiki/Exchangeable_image_file_format )
「イグジフ」読みの人もいますね。
Exifには
– 撮影日時
– 撮影機器のメーカー名(製造・販売元)
– 撮影機器のモデル名(カメラ付き携帯電話・スマートフォンの機種名など)
– 解像度
– 撮影方向
– シャッタースピード
– 絞り(F値)
– ISO感度
– 測光モード
– フラッシュの有無
– 露光補正ステップ値
– 焦点距離
– 色空間(カラースペース)
– GPS情報
– サムネイル(160×120画素)
などの情報が記録されます。
ちなみに、Exifの対応画像形式はJPEG、TIFF、JPEG XR(HD Photo)となっており、PNGやGIFには含まれません。
便利な情報ですが、SNSなどでExif情報に位置情報が入ったままの写真をしらずに発信することでトラブルに発展する可能性もあります。
Exif情報がどうなっているか、確認方法と編集方法をおさえておきましょう。
確認方法
使用した環境
macOS Sierra 10.12.6
Finder
画像を選択 > Get info(情報を見る)
Preview
Tools(ツール) > Show Inspector(インスペクタを表示) > 「i」マーク
Terminal
exsiftoolのインストール
brew install exiftool
Exif情報の表示
exiftool [ファイル名]
Exifをタグ名で表示
exiftool -s
編集方法
Terminal
Exif情報をタグ指定して編集
exiftool -overwrite_original -[タグ名]=[書き換える情報]
Exif情報の削除
exiftool -all= [ファイルのパス]
Adobe Photoshop CC2017
デフォルトではExif情報は残らない。
Web用に保存 > メタデータ「すべて」 を選択すると残すことができる。
SNSのExif
Twitter、facebbok、Instagramなど主要なSNSの画像添付ではプライバシーにつながるようなExif情報は削除されているよう。
しかしデータベースなどにExif情報が残ったままになっていてもおかしくはない(事件捜査や問題が起こった場合に開示されうる)ので、不安なら削除してから投稿するなどの一手間を加えることでより安心安全。そもそも位置情報がバレちゃまずい画像をSNSのようなオープンな場所にあげない。
おわりに
こういうリテラシーというか常識は、業種・役職問わずちゃんとおさえておきたい。
参考
ExifTool by Phil Harvey
https://sno.phy.queensu.ca/~phil/exiftool/
exif情報をコマンド一発で削除する
https://qiita.com/hori@github/items/b67e8fd5662dc3d77655